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ショパン バラード第三番


「バラード第3番 変イ長調」について

どういうふうなイメージで弾けばよいか という内容をお探しの方に、

かなり「立体的」なイメージをもって演奏できるのではないか、と思える情報を

引用させていただきます。

※引用先 
Belle’s bar
ショパン バラード第3番 変イ長調/ショパンとジョルジュ サンド



~引用はじまり~



*ショパン 「バラード第3番 変イ長調」
 Ballade No.3 Op.47


黒鍵を弾くパッセージがたくさん出て来ます。
             表情豊かに弾くよう。
     ーシブリアン カツァリスー


  


バラードはショパン以前は歌唱曲でした。
ショパンが初めて器楽曲にしたのです。

第3番はシューマンに
この作品はアダム ミュキェヴェイチ( Adam Mickiewicz(1798~1855)の詩に
 インスピレーションを受けて作曲した。」と
語りました。


ミュキェヴィチは、1798年生まれで1955年に
死んだポーランドの詩人です。
第3番は恋の物語ですが、幸福な結末ではありません。   


最初の2小節で、一人の若者が湖のほとりで少女に
出会う情景が描かれます。
変イ長調は、表情豊かに弾いてください。
ショパンは嬰音や変音が好きでした。
手の動きが、白鍵だけよりなめらかな黒鍵の使用を
好んだからです。

ピアノを弾く時、まずロ長調の音階から練習を
始めました。
ハ長調のように白鍵だけを弾く調は、
手に不自然と考えたからです。
だからハ長調ではなくロ長調を練習の始めに持って
来たのです。


このバラードには、いたるところ、
黒鍵を弾くパッセージが出て来ます。
変イ長調は表情豊かな調であることも重要です。




最初は幸福な春を感じさせます。
詩人バイロンが言っています。
「友情は翼のない愛情だ。」
逆を言えば恋には翼があるのです。
愛する時、人の心は飛翔するのです。
身体に翼はなくとも恋人達は幸福です。

少女は実はオンディーヌ。
スラブや北欧の神話の中の人物で、
魔法を使う水の精です。

少女はオンディーヌに変身しますが、
少年は気がついていません。

オンディーヌは、少年を誘惑します。

少年は罠にはまり、水の中に引き入れられます。
それは、少年が約束を破ったことを意味します。


彼はオンディーヌが少女と一緒に居ることで
幸せです。
オンディーヌは少年を試し、どんどん水の深みに
連れてゆきますが、それにつれて、音楽も
だんだん劇的になります。

157小節から、だんだん不安の表情が増してきます。
また同じ誘惑のテーマが、不安の表情に変わって出てきます。
水の中で泳ぐテーマも出てきます。

少年はオンディーヌをつかまえようとしますが、
彼女の方が泳ぎが得意でつかまりません。

誘惑のテーマと不安のテーマが入り乱れます。少年はオンディーヌを追い続け、捕まえたと思いますが、
それは真実の勝利ではなく、勝利の苦しみなのです。
少年は、オンディーヌと居るのが現実なのか、
どうして少女の勝利ではなく、勝利の苦しみなのか、
どうして少女との約束を破りここまで来てしまったのか、
と突然不安が起こるのです。
これは真実の愛の勝利ではないので、和音も222~224小節は
減7の和音で苦しみの表情となります。
これが第3番のバラードです。


(画像、文章「NHK趣味百科  ショパンを弾こう」より
          ピアニスト シブリアン カツァリス)


~引用 おわり~




長~~~~~~~くなってしまいましたが。(☆´∀`)ゞアヒャヒャ

今日はここまでっ


ヾ(=・ω・=)o☆バイバイ☆ヾ(=・ω・=)o


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